SonyアクションカムFDR-X3000のインプレ

SonyアクションカムFDR-X3000のインプレ

購入したまま、一切インプレを書いていなかったSonyのアクションカムFDR-X3000のインプレを書こうと思います。カメラの話題が続いたところで、この子のレビューを書いていないことを思い出しました。もちろん現在も現役で使っている一台です。

アクションカム遍歴

    FDR-X3000のレビューの前に、私のアクションカムの遍歴を簡単にまとめておきます。

    初代:GoPro HERO

      アクションカムデビューの一台目。ロングライドしたり、エンデューロの動画を撮って見たくなって購入。最初のため、なんとなくGoProを選択。価格優先で、もっとも安かったGoPro HERO 「CHDHA-301-JP」を選択。
      バッテリーが交換できない端末で、Wifiもないため、どのように映っているのかは帰ってからのお楽しみという端末。
      大きな不満もなかったが、ガタガタ揺れる画面になったので、あとから見直すこともなく、撮影することが目的の大部分を占めていた。

      2代目:中華格安アクションカム

       SJ4000という、amazonで販売していた中国製の格安アクションカム。
      1代目のGoProは、バッテリー交換ができないため、バッテリーが切れると、モバイルバッテリーでしばらく、サドルバックの中で休憩することになっていた。
      充電中に、素晴らしいシーンに遭遇したらどうしよう。。。なんて、思ったかは定かではないが、安かったので、面白半分で購入。フルHD撮影可能なモデルが、バッテリー2個追加とあわせて、5,6千円ほどだったはず。

      意外にも、撮影性能は、GoProと大差なかった。GoProマウントを利用できたため、すんなり移行もできた。バッテリーも純正とあわせて3個体制だったので、まずよっぽどのロングライドでないと、大体の工程を撮影することが可能になった。

      中国製のものはどうせダメダメだと思っていたが、恐ろしさすら感じた。
       アクションカムを購入しようか迷っている人がいたら、間違いなく、こちらをおすすめする。
      しかし、細かい不満はあった。電池を交換すると、設定がリセットされるなど、やはりこの辺は中国クオリティかなと。ただ、圧倒的に安いし、どんどんバージョンアップされた製品がamazonで発売されていった。

      そして三代目のSony FDR-X3000へと通じる。

      購入の動機

      正直言って、特にありません。。。当時、仕事で疲れ切っていて、散財しかストレス発散がなかったような気がする。土日どちらかも出勤していたため、自転車乗る気力がありませんでした。気分を変えるために、5年乗ったデローザから新車に浮気しつつあったものの、いまひとつ決断に至らず、なんとなくガジェットを眺めてました。

      そんなときに、Sonyアクションカムのサイトをたまたま訪問して、アクションカムのワクワクする動画を見て、興味がわきました。しかもSonyはブレ補正が強力とのこと。
      過去のアクションカムの不満点であった手ブレを解消した製品に興味がわきました。

      ぶれ補正について、色々と調べました。Sony以外でもYoutubeや動画編集ソフトを利用することで、デジタル補正をあとから施すこともできるようでした。しかし、Sonyの動画を見て、やはり撮影時に、アナログに補正されているものに勝るものはないと思いました。

      その他に、タイムラプス動画を撮影可能なこと。最大240fpsのスロー映像が撮影できることが、ポイントでした。

      さらに、GPSも付属していため、あとから軌跡を動画に簡単に載せることが可能であることも魅力的でした。

      SonyのHDR-AS300も検討しましたが、中途半端なスペックを購入すると、すぐ上位レベルが欲しくなってしまう、自分の性格を考慮して、一気にフラグシップモデルであるFDR-X3000を選ぶことにしました。

      それではレビューです。

        空間光学ブレ補正

        最大の魅力はなんといってもこれです。宣伝に使われているイメージと大差なく、ブレがぐっと抑えられた動画が撮影可能です。

        ロードバイクに乗りながら、手持ちしてみたときの動画です。
        未編集そのままです。

        (4Kで撮影したのですが、なぜかYoutubeで1440pになってしまいます。。)

        次は、Action Cam Movie Creatorで簡単にアクションカムの挿絵を入れてみました。無料で利用可能です。すこし太陽に向けてみたりしました。


        満足行くブレ補正です。動画を見直すことが楽しくなりました。

        画質

        画質は安物アクションカムよりは、やはりよいです。
        4Kを普段利用しています。30fpsになるので、ロードバイクでは画質を落として60fpsとしたほうがいいのかもしれません。普段はロングライドする時に、風景を撮影することが主な目的なため画質優先です。
        画質は一眼レフに比べると微妙なのかもしれませんが、 やはり4Kはきれいに見えます。フルハイビジョンも個人的にはいい色だと思います。暗闇はさすがに苦手のようですが、他のカメラよりはマシな印象です。

        また、「いい画」がとれるかどうかは、マウントの仕方によると思います。 これはアクションカムを極める中で、重要な要素ですね。

        スローモーション

        エンデューロなどのレースイベントでは、240fpsのスロー動画は、撮ってみると楽しいです。また写りもかなりシャープです。

        その他

         

        録画ランプ

        録画中を示すランプが3箇所にあるため、録画中か否か、ちらっと見ることで確認可能です。GoProでは一ヶ所しかなく、またカメラの正面だったため、確認するたびに汗だくの男がフレームインしてました。

        音がかなり大きいです。深夜の室内で電源を入れたときは、ビビりました。。
        ロードバイクで外を走っているときに、ボタンを押すと、スイッチがオンになったことが、ディスプレイをみなくともわかるので、意外と重要な要素です。

        スマホアプリ

        Action Cam Appというスマホアプリが利用可能です。いままでWifiやBluetoothがない端末だけだったので、アングル確認などができませんでした。広角で映るので、まぁいいや。くらいに思っていましたが、スマホを見ながら調整できるので、簡単です。

        微妙なところ

         

         データ破損

        最大にして最悪の問題です。1度しか遭遇したことはありませんが、データが破損するケースがあります。ネットで情報は見たことがあったのですが、まさかなることないだろと思っていたところ、遭遇しました。
        どうやら、バッテリーを押さえる構造が甘く、振動の影響で電源が落ちて(?)、データが破損します。しかも破損すると、PCなしではデータの初期化ができません。
        大切なデータが消えるのが悲しいことと、出先では初期化ができないため、そのまま撮影終了になりかねません。

        ロードバイクでの撮影は振動との戦いになってしまいます。。

        私は、128GBのmicroSDの他に、64GBをサブ。余っていた32GBを予備で持参しています。

        風切音

        風音低減機能というものがあるのですが、バグってるんじゃないかというくらい、効果がありません。そして、風切り音が結構うるさいです。
        ネットでもウインドウジャマーを自作している人が多数です。私は、ヘアバンドを巻きつけるようにしています。そうすると大きな効果を得ることが可能です。

        風がないか、ウインドウジャマーを適切に着けた場合、結構音が綺麗に録音されます。

        GPS記録

        微妙に期待していたのですが、バッテリーがそこまで持たないため、GPSの軌跡が途中で切れてしまいます。また、複数動画のGPSデータを繋ぐ方法がわかりません。。。

        一番いいのはGarminの各種データと連携できることなのです。DashWaveというソフトもあるようなのですが、動画はずっと撮影していないのに対して、Garminはずっと計測をしています。そのため、開始タイミングを同期するのが難しく、また、ビジュアルもちょっと微妙です。

        いっそのこと自分でソフトを作ろうか、、、。

        バッテリー

        すごい不満というほどではないのですが、やはり丸一日撮影可能なくらいのバッテリーがあるとすごい楽です。交換バッテリー(純正は高いので、互換品)を2つ持ち歩き、モバイルバッテリーで充電もしながら、長いロングライドでも大部分を撮影するようにしています。

        コスパ

        Sonyの宿命というか、、、。色々高いです。

        microSD(UHS-I U3以上とう高速対応のカード)

        4K録画には、対応速度がシビアなため、高くなりがちです。これは仕方ない。。。

        (純正)バッテリー

        バッテリーが高すぎです(定価で5900+税!!)。純正ではないバッテリーを使用しています。

        レンズカバー

        跳ね石が怖いので、レンズカバーを使用しています。アクセサリが色々いい値段です。

         

        GoProマウントが使えない

        カメラでつかう三脚穴が本体との固定に利用できるものです。三脚穴にGoProマウントを利用可能とするアダプターが売られているため、基本的にはそれを利用することになると思います。

        まとめ

        空間光学ブレ補正サイコーの一台です。4Kもやはりきれいです。若干コスパが悪い気がしますが、性能はピカイチです。なんとなく撮影していると、自分が盛大に吹っ飛んで楽者するシーンが撮れたり(オイ!)、色々と楽しいものです。

        以上、Sony FDR-X3000のレビューでした。

        次は、カメラのマウント方法について、色々まとめたいと思います。

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