【新車】Pinarello Prince Disk 2019

【新車】Pinarello Prince Disk 2019

2台目のロードバイクをGetしました。ピナレロのPRINCE DISKの2019モデルです。実は夏には手に入れていたのですが、なかなか書く機会がなかったので、今日の投稿となります。今回はなぜこのマシンに決めたのかについてフォーカスしてまとめてみたいと思います。

私のスペック

まず、改めて自己紹介をしておこうと思います。そのほうが機材の話をする上で、乗っている人間のレベル感が伝わると思うからです。

まず、私はホビーレーサーです。週末ライダーといえば、伝わるでしょうか?レースには出ません。どちらかというとロングライドやグランフォンドが好きなタイプです。基本は週末に乗るかどうかくらいの頻度です。たまにエンデューロに出ますが、タイムは平均ちょい下くらいです。

つまりバリバリのレーサーではないので、シビアな変速が求められることや、数W(ワット)・数秒を競うようなことはまずありません。

また、ロードバイクは冒頭にも書いたとおり、今回のギアが2台目です。乗り比べもほとんどしたことがありません。

体格としては167cm/57kg程度の平均より多少小柄軽量かと思います。腕が多少短く、肩幅も380,385mm程度です。

ガジェット大好き人間です。スマホ、サイコン、アクションカメラなど、周辺小物のIT関連ガジェットは色々と手を出します。

旧マシンのスペック

比較のために、旧マシンのスペックも簡単にまとめておきます。

  • デローザ R848(カーボン、リムブレーキ)
  • コンポ:シマノ105
  • ホイール:カンパニョーロ シャマルウルトラ クリンチャー

なぜピナレロなのか

1台目はデローザのエントリーカーボンでした。初めてのロードバイクではありましたが、特に大きな不満はないクセのない優秀なマシンでした。前回デローザを選んだ決め手は、まさに見た目です。赤いワンポイントであるハートのロゴが刺さりました。ほぼそれが理由でした。

今回、ピナレロを選んだ理由は、見た目ですw もともとDogma F12を見ていて、戦闘的なフォルムがたまらなく格好いいと思いました。しかし、お値段なんとフレームだけで70万円!完成車で100万円コースです。トッププロと同じ機材を手に入れられると考えると、モータースポーツよりは断然安いかもしれませんが、やはり手が出ません(財布からも出てきません)。そんなこんなで他のグレードも見ていると、Prince FXが目に入りました。「ちょっと現実的なラインになってきたなぁ」と。(相対的に安いだけです。頭がおかしくなりかけてます。。) 
すると無印Princeが目に止まります。赤いワンポイントが好きな自分としては、ピナレロカラーはマッチしており、Dogma F10譲りのこのエアロな形状は格好良すぎるなと。お値段、Prince FXに比較して安い!(完全に頭がおかしくなってます)

”買うとするならば”、Princeに決めました。まだ買うとは決めてない。あくまで検討するだけ。2019モデルと2020モデルは、Prince無印についてはカラーリングの違いのみ。真っ赤はあまり好きではないので、2019モデルのほうが好みでした。

最後にして最大の懸念はポジションが出るかどうかです。ここだけは、どんなに格好いいバイクでも譲れません。これは簡易フィッティングでサイズを見てもらってから判断するしかありません。

他のメーカーは見なかったのか

あまり他のメーカーは気にしませんでした。昨今のフレームはエアロロードとディスクブレーキの発展フェーズに来ているのではないかと思っています。そのときに重要になると思うは、フレーム開発の資金力(それだけではないのですが)。TREKは先進的な取り組みをしているので、気になって多少調べましたが、やはり見た目に刺さるものがなかったので、見送りました。

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なぜディスクブレーキモデルなのか

実は昨年も新車買いたい病にかかりました。でも踏みとどまりました。昨年はCARRERAのPHIBRAに心惹かれました。このフレームの何がいいかと言うと、見た目ですw 独創的な弓なりの形状に惹かれていました。買わなかった理由は、イベントで見かけたマシンが意外と横幅の厚い構造だったこと。また、現在のマシンに不安がないのに、なぜ買い換えるのかということに対する明確な答えがなかったからです。普段はあまり気にせずガジェットなどを購入しますが、さすがに数十万のロードをポンポン買うほどにアホではありません(お金もありません)。今回は、せっかく乗り換えるのであれば、乗り心地を圧倒的に変えようというテーマで、色々と見ることにしてました。それが満たせないようであれば、購入を見送ることに。その中で、ディスクブレーキというのは、世のインプレ記事を見ても、乗り心地を変える大きなファクターだと思っていました。

規格について

初期のディスクブレーキはクイックリリース/スルーアクスル、エンド幅、ローター固定方式(センターロック、6穴)など規格乱立のため、選択次第では、時代の流れで切り捨てられる可能性がありましたが、昨今は、スルーアクスル、センターロックで落ち着いてきた印象です。参入するにはいいタイミングかと思いました。

重さについて

一般的にリムブレーキに比べ、ディスクブレーキは重量面でデメリットがあります。2019年のツール・ド・フランスでも、優勝したチームイネオスはディスクブレーキモデルを使用しませんでした。ジュリアン・アラフィリップは、逆にディスクブレーキで下りをガンガンに攻めて、ブレーキ性能のアドバンテージを取っていましたが、まだまだ開発途上です。今後、改善・軽量化される余地はあると思います。しかし、現時点でも致命的な重さではありません。また、私は軽量化至上主義でもありませんし、ヒルクライムレーサーでもありません。そのため、多少の重さは自分の体力でカバーすることにしました。

実際のディスクブレーキの感想は別の機会にまとめようと思います。

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なぜ電動変速(Di2)にしたのか

今回、ShimanoのDi2にしました。コスト的にはプラス10万円コースですが理由が主に3点あります。

乗り心地

上のほうでも書きましたが、2台目のテーマは乗り心地を圧倒的に変えること。そのため、電動変速による変化も取り入れたいと思いました。ただし、四六時中変速しているわけではないですし、特に私はフロント変速が好きではなかったので、リアのギアチェンジでそこまで大きな変化を感じられないというのが正直、悩んだ点です。

ハンドル周りの重さ

世のブログをさまよっている時に、重さが気になりました。軽量化至上主義ではないと言っておきながらアレですが、気になったのはハンドル周りです。油圧のディスクブレーキは構造上、どうしてもSTIが重くなります。ハンドリングが重くなってしまうのではないかと思いました(もちろん大きな問題ではないと思うのですが)。

ロードバイクのディスクブレーキの重量

えふえふぶろぐ

サイコン連携

Garminを利用しているのですが、Di2と連携できるのが魅力的でした。IT/ガジェット大好き人間とすると、無線で色々接続可能というのは、非常に惹かれます。

 ガーミン連携は過去の記事に先にまとめました。 

Di2の結論

コスト、重量、効果(違い)で、大きく悩みましたが、あとでコンポを入れ替えるのはコスト・手間が大きいので、最初からDi2で行くことにしました。

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なぜアルテグラにしたのか

電動となると、Dura-AceかUltegraの二択ですが、ここはコスト優先でUltegra一択でした。悩むポイントもありません。105でも特に不満を覚えてなかったので。

ホイールは何にしたのか

エアロフレームの完成車は、各社40〜50mm程度の付属ホイールが多いですが、ピナレロは自社でホイールを開発してません。Princeの完成車はフルクラムのRacing 5でした。フレームカラーとフルクラムの色がマッチしており、コスパもそこそこのホイールです。もう少し上のグレードが欲しくもありますが、乗り出し価格を抑えるとすると、まずはこの辺りかなと思っていました。リムハイトが26mm、重量1610g。

フルクラムのページを見ていると、Racing 4グレードが目にとまりました。リムハイトが35mmとあり、セミディープリムの領域になります。せっかくのエアロフレームなので、多少空力性能のいいものに手を出してみようと思いました。多少重さ(1690g)が気になりましたが、ホイールは数年待てば、より軽量で質のいいものが開発されるのではないかと考えました。

タイヤはクリンチャーかチューブレスレディか

FULCRUM Racing 4 DBは2way-Rです。2wayは一般的にクリンチャーとチューブレスの両対応の意味ですが、このRの意味はチューブレスレディの意味だと思われます。チューブレスレディとは、チューブレスと異なり、シーラントが必須のタイヤなのですが、チューブレスより扱いやすいのが特徴とのことです。最近、どんどん進歩している領域です。チューブレスタイヤを出していなかったミシュランも、新製品はチューブレスレディを出すとのことです。チューブレス(レディなし)はシーラントなしで運用可能なのですが、その分、構造がシビアのため、装着がしにくかったり、重量面でデメリットが出るそうです。
さて、このチューブレスレディは、一般的にはクリンチャーより乗り心地がよいとのこと。「乗り心地がよい」ということは、採用です。

パンク時の修理が面倒そうという懸念がありますが、構造上はクリンチャーのチューブがないので、リム打ちパンクが原理上あり得ず、タイヤが破けない限りパンクになりません。

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購入までの流れ

セルフ見積もり

Di2の完成車はピナレロPrinceにはないので、パーツを選んでからの組み立てになります。上記の流れでパーツ構成を色々と検討しながら、自分で見積もりをしました。基本的にショップではパーツの値段は定価になるので、そのまま積み上げました。工賃なども計算し、多少のバッファを乗せて基準の金額を出しました。「うーん、高い。。」身の回りのものをヤフオクに出してどうお金を用意するか考えます。。

簡易フィッティング

上の方でも書きましたが、ロードバイク購入において、フレームサイズが合わないものは絶対にやめたほうがいいです。サドル高さ・位置などはミリ単位で違いが出るものです。そのためポジションが出ないものは迷わず諦めるべきです。自己紹介にも書きましたが、多少平均をずれるので心配してました。ショップでの簡易フィッティングの結果は、ステムの長さがミニマムサイズにする必要があるものの、ポジションは出るという結果に。フレームサイズだけでは50と、51.5の間でしたが、ステムの長さを考えると50でした。適当に選ぶと碌なことになりません。

ショップでの見積もり

見積もりだけならお金はかからないので、見積もりをお願いしました。想定外のパーツが必要だったりするものです。想定外だったのは、ピナレロのDi2バッテリーホルダーです。(まさかの1万以上。。)またPrinceのステムは涙滴型のため、専用品になります。ちょうど開催していたキャンペーンもあわせてみつもってもらいました。なんとキャンペーンを含めるとセルフ見積もりを下回る結果に。。。

見積もりから購入までの期間

見積もりが想定より安かったので、買う・買わないの天秤が買うにかなり傾きました。。ではいつ買ったのか。見積もり時に次のやり取りがありました。

「メーカーに問い合わせたところ2019モデルのこのサイズは 一つ 在庫があるそうです」(店員)
「決定でお願いします」(私)

奇跡の即決でしたw 2019モデルだったので、もう手に入らない可能性があることと、ここに至るまで数週間も検討したので、ほぼほぼ決まっていたのだと思います。

納車までの日数

パーツが集まるまでに2週間ほどでした。その後、組み立てに2週間ほどであっという間に組み上がりました。チューブレスレディは相性問題が出やすいらしく、少しショップも思考錯誤したこともありましたが、無事組み上がりました。

納車後は期待通りに、従来とは違った乗り心地を楽しむことができています。(後日、諸々インプレできれば)

新車購入時の注意

  • サイズはあわせること
    • 絶対にゆずるべきではありません。どんなにカスタマイズしても後からではどうにもなりません。
  • バラ完の場合はパーツをすべて理解すること
    • ショップ店員も気がまわらないポイント等はあります。たとえばDi2のワイヤレスユニット(下部広告)が見積もりにないなど。なくても動くものは見落としがち。後から足すと地味にケーブル代などでいらぬ出費になります。
  • 店員とも十分なコミュニケーションを取ること
    • 安くない取引のため、認識齟齬などのないように
  • キャンペーンを有効活用
    • 昨今はキャッシュレスキャンペーンなどもあるので、馬鹿にならない違いになります。

最後に

ブログの感想や情報は、購入時の参考になるので、他の方も色々と発信してもらえるとありがたいです。(雑誌のレビューは、、、。)
今後は感想、インプレなどをまとめていきたいと思います。

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