【インプレ】軽量ディスクブレーキホイールPrime Attaquer【レビュー】
- 2019.12.08
- 自転車パーツ
- FULCRUM Racing 4 DB, Prime Attaquer, インプレ, ディスクブレーキ, ホイール, レビュー
先日の記事↓↓↓のとおり、Prime Attaquerという軽量ディスクブレーキホイールを購入しました。100km走ったので、簡単にインプレをまとめます。
Prime Attaquer
前提
フルクラムのRacing 4 DBとの比較がメインになります。
タイヤも異なります。フルクラムにはVittoriaのコルサスピード G2.0 チューブレスレディです。Prime Attaquerには、Hutchinson Fusion5 Performance 11 Strom チューブレスレディです。
Prime AttaquerとFULCRUM 4 DBのスペック比較
項目 | Prime Attaquer | FULCRUM 4 DB |
---|---|---|
重量 | 1470g | 1690g | リムハイト | 30mm | 35mm | リム材質 | アルミ | アルミ | Wiggle価格(2019/12/8現在) | 40,600円 | 47,045円 | チューブレスレディ対応 | 対応 | 対応 |
Prime Attaquerのいいところ
Prime Attaquerのいいところはなんといっても、重量です。先日の記事の通り、前後で実測はスペック通りの1470gでした。Racing4 DBに比較すると、圧倒的に漕ぎ出しが軽いです。200g以上のホイール差は大きいです。タイヤの重さは大して変わらないため、ホイール性能の差が如実に出ています。
2点目はコスパです。なんと言っても安いです。FULCRUMで同じリムハイトで同程度の重量となると、材質やハブ性能の違いもあると思いますが、Racing ZEROにするしかありません。Wiggleでも20万円超えします。
Fulcrum – Racing Zero (レーシングゼロ) カーボン DB ロードホイールセット(余談)Attaquerだけではないのですが、ディスクブレーキ全般のいいところとして、安価なアルミリムでも、ブレーキ面がリムにないため、ホイールがタイヤまで含めて黒で統一されるので、カーボンホイールっぽく見えたり、ディープリムっぽく見えるのが好きです。
Prime Attaquerのイマイチなところ
正直、100km走った程度では、特にありません。しかし、強いてあげると、Racing4 と比べ、やはりリムハイトが低いので、35km/hを超えた辺りからの速度が乗ってこない印象があります。私は普段、瞬間的に35km/hが出る程度の走りしかできないのですが、Racing4は40km/hまで踏めば進んでくれます。Prime Attaquerは少し高速域ではRacing4に劣る印象です。ただし、ヒルクライムであれば、迷わずPrime Attaquerを選びます。
総括
Prime Attaquerは、コスパと軽量性をディスクブレーキで現在兼ね備えている数少ないホイールの一つだと思います。クセがないので、1つ目のホイールとして、おすすめできると思います。
ただし気になるのは、なぜ大手メーカーでもこの価格帯でこの重量を出すことができないのかです。もしかすると、耐久性や、限界性能の面で、トレードオフとなっている箇所があるのかもしれません。または、現在のロードのトレンドから言って、エアロ寄りが主流に思えますので、しばらくは重量度外視で、高速なホイール開発に傾倒しているのかもしれません。
Prime Attaquer
(おまけ)ディスクブレーキホイールの重さについて
ディスクブレーキの悩ましいところはローターというブレーキの金属板が必要になるので、実は前後で100g強ずつ追加になります。周辺部ではないので、そこまで影響がないのかもしれませんが、やはりリムに比べると全体重量が増えがちです。また、リムブレーキはホイールとタイヤ(+チューブ)で走ることができますが、ディスクブレーキの場合は、このローターも必要になるので、コストが増えるのが悩みどころです。(旧ホイールから外せば良いのですが、交換のたびに外すのは、耐久性が少し気になります)
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